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Savanna 再修復 [墜落と修理・整備]

せっかく修理した Savanna ですが「インメルマンターン」を失敗して、また墜落・破損させてしまいました。

破損の状態を確認します。
機首が座屈した跡がスチレンボードに残っています。
機首部の座屈
激しい墜落でしたが、カーボンの補強が効いたらしく胴体のEPPが裂けることもなく、機首に搭載されているバッテリーにもなんら異常はありません。外装のスチレンボードに跡が残ったくらいは、眼をつぶりましょう。

ところが!

テールブームの破損
テールブームがカーボン繊維の目に沿ってパックリと裂けています。テールブームをちょっと曲げてみると、ペキペキと音を立てて裂け目が広がっていきます。ヤバイヤバイ。

むやみに機首部を補強したせいで、墜落の衝撃がテールブームの付け根にかかったようです。
あちらを立てればこちらが立たず、といった状態です。

破損したカーボンパイプを見ているうち、修理する気持ちが萎えてきました。機体はすでに修復跡だらけ、重量増加で運動性能も少し落ちています。
妻に「飛行機を壊しちゃったよ」とこぼしたら、「お金はないから!」と即答されました。
私の顔には「新しい機体を買いたい」と書いてあったようです。

妻が正しい。この程度の破損で新しい機体に買い替えようとする自分が悪かった。あきらめずに修理しよう。


修理しました。

裂けているカーボン繊維の隙間を押し広げ、エポキシ接着剤をたっぷり流し込みます。
ドライヤーで加熱すると、エポキシ接着剤がサラサラの液体になって、スーっと繊維の裂け目に染み込んでいきます。カーボンパイプも加熱されて柔らかくなるので、パイプが曲がった状態で固着されないようにまっすぐに支えます。

サラサラの液体だったエポキシ接着剤は、加熱反応で数10秒ほどで固まってきます。
P1050027.jpg
15分ほど安置しておくと、エポキシ接着剤はカチカチに固まっています。

P1050028.jpg
裂けた部分をグラステープで巻いて補強します。

思いのほか簡単に修理できました。
修理前より強度が上がったようですが、また重くなったんだろうな。

… やはり作り直しか?


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