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主翼の修理(シルキーウィンド) [墜落と修理・整備]

墜落させてしまったシルキーウィンド (Silky Wind 400S) の修理に取りかかりました。

前縁部がバッキリ折れた主翼を修復します。
バルサリブ組の主翼ですが、欠損箇所が少なかったため意外に簡単に修復できました。

下面プランクがはがれかかっていたので、カッターで切り離して破損部を開きます。
(下写真は、主翼下面から見た様子)
主翼修理(1)破損部を切り開く
内部がよく見えるようになったので、破損箇所をよく確認します。リブやスパーが折れていましたが、瞬間接着剤で接合したり、バルサ材を追加するなどして補修しました。

内部を修理してから、上面プランクの裂け目を接着します。
主翼修理(2)上面プランクを接合
主翼がねじれないように注意して瞬間接着剤で接着します。上面プランクを接着しただけで、かなり骨組みががっちりしました。

切り開いた下面プランクを元通りに接着します。(下写真は、主翼下面から見た様子)
下面プランクの接着は、30分硬化型のエポキシ接着剤を使用しました。
主翼修理(3)下面プランクも接合

翼端部分は細かく折れ曲がってつぶれていたため、サックリと切り捨てて新しく作り直すことにしました。
破損箇所を直線的に切り落とし、新しくバルサ材を接着して形をつくりなおします。
主翼修理(4)翼端修復
翼端はバルサ材を3層に積層して成形しました。まず、中心の目印となるよう真ん中に3mm厚バルサ材を接着します。中心のバルサ材が真っ直ぐに固定できたことを確認してから、上下を5mm厚のバルサ材で埋めました。

整形加工する部分は、コニシボンドのクイック30というエポキシ接着剤で接着しています。この接着剤は、硬化後1時間くらいはカッターでも楽に切削できるので、バルサ成形に重宝しています。

バルサ材を積層した翼端部を、翼型に整形します。
主翼修理(5)
微妙な曲面で構成される翼端ですが、カッター1本でちゃんと形になりました。バルサ材の切削面は、斜めに光を当てると微妙な凹凸まではっきり見て取れるので、どこをどれだけ削ればいいのか割と容易に判断できました。
最後は、見た目と手触りで形を完成させて、軽くサンディングをして仕上げます。


タグ:SilkyWind
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コメント 4

たく

見事な補修ですね。
手際がいいです。
復活はすぐそこですね。(^^)v
by たく (2010-06-09 22:02) 

KONI

たくさん、コメントありがとうございます。
晴れた空を指をくわえて見上げながら、仕事の合間にボチボチ修理してます。
今回はフィルム貼りが必要なので、復活までもうひと手間かかりそうです。
by KONI (2010-06-10 17:42) 

ayasolo

おはようございます!
前回も思いましたが丁寧でなおかつ手際がよいですね。
自分はしばらくバルサに手をつけてませんね。
エンジンですが今度少し大きめのタイガーモスの動画も撮ります。
復活楽しみにしていますよ!だってこの機体
だんだんみているだけで愛着がわいてきましたから...
by ayasolo (2010-06-11 09:13) 

KONI

ayasolo さん、コメントありがとうございます。
ボディの修理も進んでいるので、近々復活できそうです。(^^)
by KONI (2010-06-11 18:52) 

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