モーターを変更 [墜落と修理・整備]
シルキーウィンド 400S のモーターを交換しました。
今までは enRoute のモーター (enPower 26-1200) を使っていましたが、E-MAX BL2215/20 に交換しました。
交換理由は、
enRoute モーターが、回転時の異音が大きくなってきた 入手性の良いモーターを使いたい
私的には2番目の理由が大きいです。
enPower 26-1200 で十分満足していたのですが、このモーター、enRoute のオンライン・ショップで品切れになったと思ったらそのまま販売終了。新品交換したくなっても、どこにも売っていません。
愛機を長く飛ばしたいので、保守部品として継続して入手できるモーターを試すことにしました。
そこで、ロングセラーで評判もよさげな E-MAX BL2215/20 を候補に立てたわけですが、シルキーウィンドに搭載するには、フロントマウント形式に改造する必要があります。
ショップのWebページによると、フロントマウントに改造するには「シャフトを反対側に叩き出す」と記載してあったのですが、磁石は衝撃で磁力を失うので、シャフトを叩くようなマネはしたくありません。私はバイスを使ってシャフトを押し出すことにしました。
シャフトにはまっているEリングを外して、モーターのアウトランナーを分離。
改造前なので、シャフトの位置はバックマウント状態。
バイスを使って、シャフトを押し込みます。
かなり力を加えないとシャフトが動きません。こんなにキツく締まっているシャフトを、手作業で叩き出すのは無理です。バイスを使ったのは正解だと思いました。
シャフトを反対側に押し出した状態です。
シャフトには、フロントマウント位置にもEリング用の溝が切られています。
モーターを組み上げてEリングを固定すると、フロントマウント形式に変更完了。
これでシルキーウィンドに搭載できます。
重量を計ると enRoute モーターと同じ。
Webサイトでは enRoute モーターの方が 7g 軽い数値が記載されていましたが、実態の重量は変わらず。
● E-MAX BL2215 の使用感
回転フィーリングはすこぶる良好。滑らかです。
enRoute モーターに比べて、振動が少なくなり回転音もぐっと小さくなりました。この滑らかな回転と比べると、今まで使っていたモーターはガサツな回転だった、とさえ思えてきます。
地上テストでは、電流値が約10%アップの 21A (Li-Po 3セル)。回転数は 10,050rpm (プロペラ8x5) と約1.5%のアップ。出力がほんの少し向上しますが、ぐっと燃費が悪くなった勘定です。
肝心の飛行フィーリング :
飛行させた感触は、enRoute モーターと同じように感じました。
パワーは必要十分で、enRoute モーターと互角です。思えば enPower 26-1200 でも十分にパワフルでした。パワー勝負するなら、9インチ以上のプロペラを使うとよいのかも知れません。E-MAX BL2215/20 に8インチのプロペラでは、本領を発揮していないように思われます。
バッテリー消費は、地上テストの消費電流の測定数値を裏切って、enRoute モーターと同程度の消費量。十分に今までと同じ飛行時間を飛ばせます。これは嬉しい誤算。
回転音が静かになったので、プロペラの風切り音が心地よく響くようになりました。
スロットル追従のフィーリングも問題無く、今後は E-MAX BL2215/20 を使っていこうと思います。
今までは enRoute のモーター (enPower 26-1200) を使っていましたが、E-MAX BL2215/20 に交換しました。
交換理由は、
私的には2番目の理由が大きいです。
enPower 26-1200 で十分満足していたのですが、このモーター、enRoute のオンライン・ショップで品切れになったと思ったらそのまま販売終了。新品交換したくなっても、どこにも売っていません。
愛機を長く飛ばしたいので、保守部品として継続して入手できるモーターを試すことにしました。
そこで、ロングセラーで評判もよさげな E-MAX BL2215/20 を候補に立てたわけですが、シルキーウィンドに搭載するには、フロントマウント形式に改造する必要があります。
ショップのWebページによると、フロントマウントに改造するには「シャフトを反対側に叩き出す」と記載してあったのですが、磁石は衝撃で磁力を失うので、シャフトを叩くようなマネはしたくありません。私はバイスを使ってシャフトを押し出すことにしました。
シャフトにはまっているEリングを外して、モーターのアウトランナーを分離。
改造前なので、シャフトの位置はバックマウント状態。
バイスを使って、シャフトを押し込みます。
かなり力を加えないとシャフトが動きません。こんなにキツく締まっているシャフトを、手作業で叩き出すのは無理です。バイスを使ったのは正解だと思いました。
シャフトを反対側に押し出した状態です。
シャフトには、フロントマウント位置にもEリング用の溝が切られています。
モーターを組み上げてEリングを固定すると、フロントマウント形式に変更完了。
これでシルキーウィンドに搭載できます。
重量を計ると enRoute モーターと同じ。
Webサイトでは enRoute モーターの方が 7g 軽い数値が記載されていましたが、実態の重量は変わらず。
● E-MAX BL2215 の使用感
回転フィーリングはすこぶる良好。滑らかです。
enRoute モーターに比べて、振動が少なくなり回転音もぐっと小さくなりました。この滑らかな回転と比べると、今まで使っていたモーターはガサツな回転だった、とさえ思えてきます。
地上テストでは、電流値が約10%アップの 21A (Li-Po 3セル)。回転数は 10,050rpm (プロペラ8x5) と約1.5%のアップ。出力がほんの少し向上しますが、ぐっと燃費が悪くなった勘定です。
肝心の飛行フィーリング :
飛行させた感触は、enRoute モーターと同じように感じました。
パワーは必要十分で、enRoute モーターと互角です。思えば enPower 26-1200 でも十分にパワフルでした。パワー勝負するなら、9インチ以上のプロペラを使うとよいのかも知れません。E-MAX BL2215/20 に8インチのプロペラでは、本領を発揮していないように思われます。
バッテリー消費は、地上テストの消費電流の測定数値を裏切って、enRoute モーターと同程度の消費量。十分に今までと同じ飛行時間を飛ばせます。これは嬉しい誤算。
回転音が静かになったので、プロペラの風切り音が心地よく響くようになりました。
スロットル追従のフィーリングも問題無く、今後は E-MAX BL2215/20 を使っていこうと思います。
こんばんは。
やってますねぇー!
タタキ出すというのは、ナンセンスですよね。
シャフトが曲がるだけです。
私は、安物モーターで試していますが、
まだ、良いのに当たりません!
by Falcon (2011-05-27 19:02)
Falcon さん、こんばんは。
モーターにもシャフトが簡単に抜けるものと、ガッチリ締まっていて簡単には抜けないものがありますね。E-MAX BL2215 はガッチリ締まって、シャフトが簡単には動かないタイプでした。
E-MAX は安物モーターの代表格だと思いますが、私の飛行機ではよい仕事をしてくれました。後は長持ちしてくれれば文句無しですが、これはしばらく使ってみないとわかりません。
by KONI (2011-05-27 19:58)
『シャフトを反対側に叩き出す』ってショップの罠ですね。
シャフトが曲ったらシャフトお買い上げってことになりますからね。
いいバイスをお持ちで。
自分は小さい安物を買ってしまって苦労しています。
by gen (2011-05-28 09:17)
gen さん、コメントありがとうございます。
そうですね、シャフトを叩いたら曲げてしまいそうです。
日曜大工&工作好きなので、バイスはなにかと出番が多いです。ホームセンターで4,000円程で買ったものです。
by KONI (2011-05-29 09:32)
モーターってこんな使い方もあるのですね。
見事な工作?です。(^^)
by たく (2011-05-29 19:02)
たくさん、こんばんは。
たいていのモーターはもう少し簡単にシャフトが動くものですが、このモーターはシャフトが固くはまっていて、ちょっとたいへんでした。
by KONI (2011-05-30 19:40)
これかなりパワフルでしょう?
振動というかコギング大きめですが
最近これの高性能バージョンがでましたよね
フロントマウント用で、今度試そうかと思います
by ayasolo (2011-05-31 15:44)
ayasolo さん、コメントありがとうございます。
このE-MAXのBLモーター、十分にパワフルです。同じE-MAXのGTシリーズは、シルキーウィンドのスピンナーが4mm径のシャフトに対応できないので、今回は試しませんでした。機会があれば私も試してみたいと思います。
by KONI (2011-05-31 19:32)