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新作スキーで雪上フライト [フライトログ]

厳冬だと言われていますが、また晴れた日に恵まれました。
雪上フライト用のスキー板を用意して、飛行場へ出撃。

飛行場は一面の雪景色。陽光の反射が目に眩しいです。
雪に覆われた飛行場

今日は、小さめに作った新作のスキー板を装着。
小さめのスキー板を装着
主脚とスキー板後部の間に、細いピアノ線が見えます。
飛行中は、このピアノ線でスキー板を水平に維持します。

飛ばす前に記念撮影。
地上姿勢は堂に入っていますが、ちゃんと飛ぶのでしょうか?
スキーをはいた Silky Wind 400S

いざ離陸!

雪の状態はふかふかの新雪です。
北陸の雪は重くて湿った雪なので、新雪状態では雪の抵抗が大きくなります。
手で機体を動かしてみると、予想以上に雪の抵抗が大きくてスムーズに走ってくれません。

スロットルを上げて滑走させると、スキー板が雪にとられて機体がつんのめってしまいます。
機体がお辞儀しないようエレベーターをアップに引いて滑走させると、なんとか雪面を離れて上空に上がることができました。

しかし!

強いダウン癖が発生しています。
常にアップを引いていないと、高度が維持できません。

エレベータートリムを15コマほどアップにして、ようやく水平飛行を維持。こんなトリムずれは異常です。急いで機体を降ろすことにします。

機体が目の前を通過したとき、異常事態の原因がわかりました。
スキー板が片方だけ、風圧に押されて下向きに曲がっています。
滑走時の雪の抵抗に負けて、スチレン製のスキー板がへし折れたのです。

この状態で着陸させると、下向きに折れたスキー板が雪面にひっかって機体がひっくり返るに違いありません。しかし、降ろさないとどうしようもないので着陸を敢行します。

注意深く、注意深く、丁寧に着陸させます。

で…

やっぱり玉砕しました。(T_T)
あえなく玉砕
自分で100点をつけたいほど奇麗な着陸姿勢でしたが、折れたスキー板が雪に突き刺さってつんのめりました。
幸い、ふかふかの新雪のお陰で機体は無傷です。

写真からは、左のスキー板がやや折れ曲がっているのが見て取れます。

このスキー板はいくつかの点で失敗でした。
一番の失敗は、簡単に座屈するようなスチレン板で作ったことです。



スキーを交換して、再挑戦

新作のスキー板がつぶれたので、従来のデカ・スキーをつけ直して再トライします。
大きなスキー板で巻き返し

大きな接地面のおかげで、新雪でもすいすい滑ります。
かるくスロットルを上げるだけでスルスルと滑走して、さわやかに離陸します。

ときおり強めの風が吹きますが、大した影響も受けずに風を切って素直に真っ直ぐ飛びます。
先日、あれほど風に敏感だったのが嘘のようです。

どうやら風に敏感だったのは、スキー板が傾いて装着されていたことが原因のようです。
今回、スキー板が機体軸に平行になるよう慎重に取り付けたので、ほとんど風の影響を受けることもなく、着陸もスムーズにできました。

きちんとまっすぐに取り付けるれば、大きなスキー板でも問題ないようです。

…って、当たり前のことか? (^^;

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