iPhone でフライトシム - Flight Unlimited Las Vegas [フライトシミュレーター]
ラジコンを飛ばす余裕がなく、シミュレーターネタで無聊を慰めています。
iPhone をお持ちのフライトシミュレーター・ファンのみなさん、これはおススメです。
ただいまセール価格で安いので、通常価格に戻る前に迷わずダウンロードしちゃってください。
オープニング表示。パイロットの顔もちゃんと作り込まれています。
毎度お馴染み、セスナ 172 (たぶん)
シルエットが朝陽に輝く、Challenger ビジネスジェット機
セール価格中なので取りいそぎご紹介。
レポート記事は、追って掲載予定。
iTunes でチェック
Flight Unlimited Las Vegas - Flight Systems LLC
iPhone をお持ちのフライトシミュレーター・ファンのみなさん、これはおススメです。
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Flight Unlimited Las Vegas - Flight Systems LLC
iPhone でフライトシム - PocketWings : ムービー編 [フライトシミュレーター]
PocketWings という iPhone/iPad アプリの続編です。
このアプリの何がいいかと言うと、フライトレコーダー機能が面白いです。
● まずは空の散歩を楽しみます
ソッピースキャメルでのんびり飛行中に、遊園地を発見。
ジェットコースターの螺旋レールを見て、チャレンジャー魂に火がつきました。
ジェットコースターくぐりに挑戦!
コースはばっちり。
機体姿勢をくずさないように、操舵はゆっくりと。
ここまで来たら、あとは楽勝です。
無事にくぐり抜けました。
意気揚々と遊園地内を飛びまわります。
面白いのはこれからです
いいフライトができたと思ったら、画面をタップします。
すると、画面下部にビデオレコーダーのようなボタンが表示されます。
「≪」ボタンで飛行シーンを巻き戻しできます。飛ばしたばかりのフライトを、再現したいシーンまで巻き戻しできます。「▷」ボタンで、巻き戻ししたシーンから飛行をリプレイできます。
そして、飛行リプレイ中にビュー視点を自由に変更できます。
いろんなアングルで飛行シーンを再生できるので、1回のフライトを2度、3度と楽しめます。
フロントビューでジェットコースターくぐりを再生してみました。
なお、飛行シーンは無制限に記録されるわけではなく、ラスト5分間程が記録されるようです。
● ムービーで保存できます
記録された飛行は、ムービーファイルとして iPhone のフォトライブラリに保存できます。
録画保存したいシーンまで「≪」ボタンで巻き戻しして、赤いレコードボタンをタップすると、再現飛行の映像がムービーファイルとしてフォトライブラリに保存されます。ムービー録画中でも、ビュー位置を変更できます。
初期設定ではビデオの解像度が低く設定されていますが、解像度は「設定」アプリのメニューから変更できます。ムービーファイルの容量は大きいので、調子にのってムービーを保存しまくるとメモリ不足になるかも。
残念なことに、ムービーは無音です。
無音ではさみしいので、編集ついでにBGMをかぶせました。音楽はフリー音楽素材「H/MIX GALLERY」http://www.hmix.net/ の曲を使わせていただきました。
気軽に空の散歩を楽しんで、インスタントリプレイ機能で飛行シーンを好みのビューで再生でき、気に入ったシーンがあればムービーで保存。これは楽しいです、文句無くお薦めだと思います。
PocketWings: Discovery Island
このアプリの何がいいかと言うと、フライトレコーダー機能が面白いです。
● まずは空の散歩を楽しみます
ソッピースキャメルでのんびり飛行中に、遊園地を発見。
ジェットコースターの螺旋レールを見て、チャレンジャー魂に火がつきました。
ジェットコースターくぐりに挑戦!
コースはばっちり。
機体姿勢をくずさないように、操舵はゆっくりと。
ここまで来たら、あとは楽勝です。
無事にくぐり抜けました。
意気揚々と遊園地内を飛びまわります。
面白いのはこれからです
いいフライトができたと思ったら、画面をタップします。
すると、画面下部にビデオレコーダーのようなボタンが表示されます。
「≪」ボタンで飛行シーンを巻き戻しできます。飛ばしたばかりのフライトを、再現したいシーンまで巻き戻しできます。「▷」ボタンで、巻き戻ししたシーンから飛行をリプレイできます。
そして、飛行リプレイ中にビュー視点を自由に変更できます。
いろんなアングルで飛行シーンを再生できるので、1回のフライトを2度、3度と楽しめます。
フロントビューでジェットコースターくぐりを再生してみました。
なお、飛行シーンは無制限に記録されるわけではなく、ラスト5分間程が記録されるようです。
● ムービーで保存できます
記録された飛行は、ムービーファイルとして iPhone のフォトライブラリに保存できます。
録画保存したいシーンまで「≪」ボタンで巻き戻しして、赤いレコードボタンをタップすると、再現飛行の映像がムービーファイルとしてフォトライブラリに保存されます。ムービー録画中でも、ビュー位置を変更できます。
初期設定ではビデオの解像度が低く設定されていますが、解像度は「設定」アプリのメニューから変更できます。ムービーファイルの容量は大きいので、調子にのってムービーを保存しまくるとメモリ不足になるかも。
残念なことに、ムービーは無音です。
無音ではさみしいので、編集ついでにBGMをかぶせました。音楽はフリー音楽素材「H/MIX GALLERY」http://www.hmix.net/ の曲を使わせていただきました。
気軽に空の散歩を楽しんで、インスタントリプレイ機能で飛行シーンを好みのビューで再生でき、気に入ったシーンがあればムービーで保存。これは楽しいです、文句無くお薦めだと思います。
PocketWings: Discovery Island
iPhone でフライトシム - PocketWings [フライトシミュレーター]
日射しがジリジリ熱いです(暑い、ではなく…)。もう夏ですね。
根性無しの私は飛行場から足が遠のいて、近頃はもっぱらお部屋でフライトシミュレーター。
最近では、PocketWings: Discovery Island という iPhone/iPad アプリが面白かったので紹介します。iPhone 本体を傾けて操縦する、3D フライトシミュレーターです。
アプリの起動画面
一番機は、ソッピースキャメル。
飛行機は他に5機種、全6機種を選べます。
操縦方法は簡単で、iPhone 本体を左右に傾けてエルロン操舵、前後に傾けてエレベーター操舵。スロットルは画面上のツマミを指でスライドして操作します。
機種によってはフラップ&引込み脚もついており、画面上のボタンで上げ下げできます。
飛行機の操縦特性は、素直な操縦性に味付けされています。
本当なら第1次大戦時代の複葉機はやや安定性に欠け、ちょっとふらふらしながら飛ぶものですが、このアプリはそこまで細かく飛行特性を再現していません。素直な操縦性の飛行機で、気軽に空の散歩を楽しめます。
操縦に馴れたら、腕試し
スタートしてすぐ右上空に見える、バルーンの輪くぐりに挑戦します!
この時代の飛行機はエンジン出力が低くて、一気に高度を上げることができません。旋回しながらゆっくりと高度を上げていきます。やんわりと高度を稼いだら、バルーンにつり下げられたリングに機体の軸を合わせます。
機体の軸線はばっちり。
うまく、くぐれそうです。
リングを無事にクリアしました。このリングの先に、もう一つ別の空中リングがあり、さらに向こう側に滑走路が見えます。2つ目のリングもくぐって、そのまま滑走路にアプローチしましょう。
第2のリングも無事にくぐれたので、そのまま滑走路へアプローチします。
もうすぐ着陸。上空から一気に降下したため、速度が出ています。
着陸寸前。ちょっと速度オーバーか?
タッチダウン。
速度が速すぎたのでバウンドしちゃいましたが、無事に着陸成功。
そのままこの滑走路から飛び立つと、すぐ近くに市街地が見えてきます。
アプリの操作にも慣れてきたので、まわりの風景も見回してみます。
視点を切替えて画面をフリックすると、飛行機を好きなアングルから見ることができます。
フロントビューにしてみます。
対面になるのでエルロン操舵が左右逆になります。これはラジコンの操縦でもお馴染み。
斜め後ろからの視点なら、近くを通り過ぎる風景も楽しめます。
選べる機体は6機種
フォッカーDr.1
第1次大戦では、ソッピースキャメルと並んで有名な戦闘機。
ロッキード L-1649 スターライナー
細い胴体に4発エンジン、3枚の垂直尾翼が特徴的。
アメリカ沿岸警備隊の HC-130J。
自衛隊でもお馴染みの、C-130 輸送機の派生機です。
飛行機好きな人には馴染み深いであろう機種が、全部で6機種用意されています。
機種の選択画面でも3Dの操作が可能で、画面をフリックしたりピンチしたりして、飛行機のビューを変更できます。操縦特性も機種ごとに味付けが違い、よくできてます。
で、このアプリのどこが面白いのか?
記事が長くなったので、次回へ続きます。≫
PocketWings: Discovery Island
根性無しの私は飛行場から足が遠のいて、近頃はもっぱらお部屋でフライトシミュレーター。
最近では、PocketWings: Discovery Island という iPhone/iPad アプリが面白かったので紹介します。iPhone 本体を傾けて操縦する、3D フライトシミュレーターです。
アプリの起動画面
一番機は、ソッピースキャメル。
飛行機は他に5機種、全6機種を選べます。
操縦方法は簡単で、iPhone 本体を左右に傾けてエルロン操舵、前後に傾けてエレベーター操舵。スロットルは画面上のツマミを指でスライドして操作します。
機種によってはフラップ&引込み脚もついており、画面上のボタンで上げ下げできます。
飛行機の操縦特性は、素直な操縦性に味付けされています。
本当なら第1次大戦時代の複葉機はやや安定性に欠け、ちょっとふらふらしながら飛ぶものですが、このアプリはそこまで細かく飛行特性を再現していません。素直な操縦性の飛行機で、気軽に空の散歩を楽しめます。
操縦に馴れたら、腕試し
スタートしてすぐ右上空に見える、バルーンの輪くぐりに挑戦します!
この時代の飛行機はエンジン出力が低くて、一気に高度を上げることができません。旋回しながらゆっくりと高度を上げていきます。やんわりと高度を稼いだら、バルーンにつり下げられたリングに機体の軸を合わせます。
機体の軸線はばっちり。
うまく、くぐれそうです。
リングを無事にクリアしました。このリングの先に、もう一つ別の空中リングがあり、さらに向こう側に滑走路が見えます。2つ目のリングもくぐって、そのまま滑走路にアプローチしましょう。
第2のリングも無事にくぐれたので、そのまま滑走路へアプローチします。
もうすぐ着陸。上空から一気に降下したため、速度が出ています。
着陸寸前。ちょっと速度オーバーか?
タッチダウン。
速度が速すぎたのでバウンドしちゃいましたが、無事に着陸成功。
そのままこの滑走路から飛び立つと、すぐ近くに市街地が見えてきます。
アプリの操作にも慣れてきたので、まわりの風景も見回してみます。
視点を切替えて画面をフリックすると、飛行機を好きなアングルから見ることができます。
フロントビューにしてみます。
対面になるのでエルロン操舵が左右逆になります。これはラジコンの操縦でもお馴染み。
斜め後ろからの視点なら、近くを通り過ぎる風景も楽しめます。
選べる機体は6機種
フォッカーDr.1
第1次大戦では、ソッピースキャメルと並んで有名な戦闘機。
ロッキード L-1649 スターライナー
細い胴体に4発エンジン、3枚の垂直尾翼が特徴的。
アメリカ沿岸警備隊の HC-130J。
自衛隊でもお馴染みの、C-130 輸送機の派生機です。
飛行機好きな人には馴染み深いであろう機種が、全部で6機種用意されています。
機種の選択画面でも3Dの操作が可能で、画面をフリックしたりピンチしたりして、飛行機のビューを変更できます。操縦特性も機種ごとに味付けが違い、よくできてます。
で、このアプリのどこが面白いのか?
記事が長くなったので、次回へ続きます。≫
PocketWings: Discovery Island
対面ホバに挑戦 [フライトシミュレーター]
せっかくの週末ですが、飛行場へ行かずにシミュレーターネタが続きます。
貧乏暇無しなので、そうそうラジコンばかり飛ばしているわけにもいきません。飛行機を飛ばしたい気持ちを抑えて日常生活を地道に送っているわけですが、実は RealFlight (リアルフライト)という便利なモノでせっせと練習に励んでいます。(素直に飛ばしに行けよ… (^^; )
ちょっとした時間の合間にフライトシミュレーターで息抜きするわけですが、気合い入れて練習モードで飛ばしてばかりでは気分転換になりません。気分を変えるべく、久しぶりにヘリコプターの操縦に挑戦しました。
Finch という小型ヘリをセレクトしました。
エンジンが 049、ローター長 270mm、固定ピッチの小ぶりな機体です。
ちなみに私は、ヘリはうまく操れません。まったくのド素人です。
(ヘタクソともいう)
いわゆる「ケツホバ」なら、なんとか浮いていられます。しかし対面ホバリングは超苦手で、機首がこちらに向いたとたん、機体があちらこちらへフラフラしだして、止めることができません。
今までは、対面状態になったら即ケツホバに戻して上空へ逃げるか、こらえ切れずに墜落させてガシャン!でした。
でも今日の私は、今までと違う様な気がします。
気合いをいれて、苦手な対面ホバ姿勢にいれました。
おおっ! まがりなりにも対面姿勢を維持中。
いつもより余計に回しています。(^^;)v
風の設定は、最大3mph。シミュレーターでの感覚では 1〜2m/s ほどの弱風です。
風でふらふらと流されますが、チョイチョイと舵を打って機体を元の位置に戻すことができます。
プロポから片手を離してスクリーンショットを撮る余裕まであります。
この状態で燃料が切れるまで、浮いていられました。
ここしばらくはヘリから遠ざかっていたのに、急にどうした風の吹き回しでしょう。
対面ホバができないうちはヘリには絶対手を出さないと心に誓っていたのですが、これがきっかけで、ヘリにも手を出すようになったら貧乏暇無しの上塗りです。
もう勘弁してください。(T_T)
Amazonで「リアルフライト」を検索
貧乏暇無しなので、そうそうラジコンばかり飛ばしているわけにもいきません。飛行機を飛ばしたい気持ちを抑えて日常生活を地道に送っているわけですが、実は RealFlight (リアルフライト)という便利なモノでせっせと練習に励んでいます。(素直に飛ばしに行けよ… (^^; )
ちょっとした時間の合間にフライトシミュレーターで息抜きするわけですが、気合い入れて練習モードで飛ばしてばかりでは気分転換になりません。気分を変えるべく、久しぶりにヘリコプターの操縦に挑戦しました。
Finch という小型ヘリをセレクトしました。
エンジンが 049、ローター長 270mm、固定ピッチの小ぶりな機体です。
ちなみに私は、ヘリはうまく操れません。まったくのド素人です。
(ヘタクソともいう)
いわゆる「ケツホバ」なら、なんとか浮いていられます。しかし対面ホバリングは超苦手で、機首がこちらに向いたとたん、機体があちらこちらへフラフラしだして、止めることができません。
今までは、対面状態になったら即ケツホバに戻して上空へ逃げるか、こらえ切れずに墜落させてガシャン!でした。
でも今日の私は、今までと違う様な気がします。
気合いをいれて、苦手な対面ホバ姿勢にいれました。
おおっ! まがりなりにも対面姿勢を維持中。
いつもより余計に回しています。(^^;)v
風の設定は、最大3mph。シミュレーターでの感覚では 1〜2m/s ほどの弱風です。
風でふらふらと流されますが、チョイチョイと舵を打って機体を元の位置に戻すことができます。
プロポから片手を離してスクリーンショットを撮る余裕まであります。
この状態で燃料が切れるまで、浮いていられました。
ここしばらくはヘリから遠ざかっていたのに、急にどうした風の吹き回しでしょう。
対面ホバができないうちはヘリには絶対手を出さないと心に誓っていたのですが、これがきっかけで、ヘリにも手を出すようになったら貧乏暇無しの上塗りです。
もう勘弁してください。(T_T)
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iPhone でフライトシム - Flight Unlimited [フライトシミュレーター]
たまにはラジコン以外のこともやってみたいと思います。
で、iPhone でフライトシミュレーターに挑戦。
(って、全然ラジコンから離れてないがな……(^^; )
Flight Unlimited というアプリです。
これはラジコンのシミュレーターではなく、Microsoft Flight Simulator のような実機操縦型のシミュレーターです。
iPhone の Retina ディスプレイに対応し、緻密なグラフィックで描画されます。
iPad でもプレイできるようです。
機体はセスナかリアジェットが選択できます。
ところで、このセスナのペインティングのセンスはどうにかならんかな (^^;
機体を選択すると、操縦方法が表示されます。
スロットルは画面右端のスライダーで操作。エルロンとエレベーターは iPhone本体を前後左右に傾けて操舵します。ラダーはありませんが、フラップはついています。
スタート前に iPhone 本体の傾きをキャリブレーションします。
iPhone を楽な持ち方でホールドして、その位置を舵のニュートラルに設定できます。
iPhone は空中で手持ちせずに、机上のパームレスト等に置いて保持すると楽に操舵できます。
離陸時の高度表示は668フィート。滑走路は低地ではなく高台にあるのです。
滑走路の向こうに高層ビルが建ち並ぶ市街地が見えます。
さあ、離陸です。
フルスロットルにするとエンジン音が高まり、機体が走り出します。左上の速度表示が120mphを越えた辺りで、ゆっくり iPhone を手前側に起こす(アップ舵を引く)と離陸します。
エンジン出力がぎりぎりなのか、滑走路をいっぱいまで使って加速しないと離陸しません。
離陸したら機体が上を向いて失速しないよう、舵を中立に戻します。フラップもすぐに収納。140mph あたりでスロットルを巡航出力に下げます。
無事に水平巡航姿勢にはいったところで、「ふぅ〜」と大きな吐息が出ました。無意識のうちに小さな画面にのめり込んで緊張していました。
このアプリはシューティング系のフライトゲームとは違い、本格的な「操舵」を楽しめます。
実機の操縦経験はないので Microsoft Flight Simulator との比較になりますが、機体の反応はなかなかリアルです。操舵感覚はよく雰囲気が出ていると思います (^_^)v
ラジコン機と違って機体の慣性質量が重く、大舵を打っても舵の効き始めはかなりトロいです。そのくせ、いざ機体が傾き始めたら素早く当て舵を打って動きを止めてやらないと、どんどん機体が傾いていきます。
安定した姿勢を維持するには大舵は禁物、小舵を丁寧に使うのがコツです。そんなところは MS Flight Simulator も同じで、おそらく実機もそのように動くのだろうと思います。
操縦に余裕が出てきたら、市街地上空を遊覧飛行してみます。
その気になれば、ビルの谷間をすり抜けてスリル満点の飛行にチャレンジもできます。
ループ曲技を行うにはエンジン出力が全然足りません。ロールなら高度を下げながらも、なんとか出来ちゃいます。でも実機でロールなんかやったら、荷物が機内を転げ回ってたいへんなことになるでしょうね。
リアルな3D映像の風景は、フライトの楽しさを盛り上げてくれ……ません。
行き交う車が一台もない道路、明かりが灯らない漆黒の高層ビル、人っ子ひとりいない街並み。
市街地を囲む風景は、溶岩で埋め尽くされたような荒涼とした大地。
空の輝くような美しさが、地上風景の生気のなさをいっそう引き立てます。(^_^;
ちなみにビューを切替えて、機体を任意の方向から、そしてコックピットからの視点でも見ることができます。
マップも表示できます。
ここに掲載した以外に、海沿いの景色もあります。
さて、空中散歩を終えたら空港へ戻ります。
いよいよクライマックスの着陸です。
滑走路へのアプローチです。
機体を滑走路に正対させるのは腕が問われます。
着陸時は速度を落とすので舵の効きが悪くなり、大きくバンクさせると姿勢の回復ができずにダッチロールに陥ります。シューティングゲーム感覚のラフな操舵では、滑走路に近づくこともままならないでしょう。
あせって大舵を打たずに、じんわりとした舵でゆっくりと機体の向きを変えるのがコツです。
速度を90mphくらいに落とし、フラップを下げて失速を防ぎます。
…が、フラップの効きはちょっと疑問。フラップを使わなくても、姿勢があまり変わらないような気がします。ま、フラップを下げないと雰囲気が出ませんから下げておきましょう。
ランディング直前。
スロットルを絞りつつ高度を詰めていきます。65mphまで速度を落とせれば、若干アップ舵を引いた姿勢でダッチダウンできるはずです。頭から突っ込まずに、ちゃんとメインギアから接地するのが腕の見せ所です。
機体はゆっくりと滑走路に近づき、滑らかに着陸しました。
接地の瞬間、キュッ!とタイヤが鳴れば感激ですが、そういう効果音は用意されていません。残念。
スロットルをアイドリングまで絞れば、機体が止まります。
実はここまで丁寧にコントロールをしなくとも、かなりいい加減な操縦でも着地できちゃいます。機体強度までシミュレーションしていないので、主脚がもげるような急降下突撃着陸でも降りることができます。
でも、それじゃあ面白くないでしょ。
できるだけ実機の操縦方法に従い、リアルな操舵感覚を堪能したいものです。それに、エレベーターだけでなくスロットルを使って着地姿勢をコントロールする感覚を覚えられたら、ラジコン機の着陸操縦にも役立つと思います。
iPhone でラジコン機の着陸の腕を磨きたいと思うなら、試す価値ありだと思います。
Have a good flight! (^_^)/
で、iPhone でフライトシミュレーターに挑戦。
(って、全然ラジコンから離れてないがな……(^^; )
Flight Unlimited というアプリです。
これはラジコンのシミュレーターではなく、Microsoft Flight Simulator のような実機操縦型のシミュレーターです。
iPhone の Retina ディスプレイに対応し、緻密なグラフィックで描画されます。
iPad でもプレイできるようです。
機体はセスナかリアジェットが選択できます。
ところで、このセスナのペインティングのセンスはどうにかならんかな (^^;
機体を選択すると、操縦方法が表示されます。
スロットルは画面右端のスライダーで操作。エルロンとエレベーターは iPhone本体を前後左右に傾けて操舵します。ラダーはありませんが、フラップはついています。
スタート前に iPhone 本体の傾きをキャリブレーションします。
iPhone を楽な持ち方でホールドして、その位置を舵のニュートラルに設定できます。
iPhone は空中で手持ちせずに、机上のパームレスト等に置いて保持すると楽に操舵できます。
離陸時の高度表示は668フィート。滑走路は低地ではなく高台にあるのです。
滑走路の向こうに高層ビルが建ち並ぶ市街地が見えます。
さあ、離陸です。
フルスロットルにするとエンジン音が高まり、機体が走り出します。左上の速度表示が120mphを越えた辺りで、ゆっくり iPhone を手前側に起こす(アップ舵を引く)と離陸します。
エンジン出力がぎりぎりなのか、滑走路をいっぱいまで使って加速しないと離陸しません。
離陸したら機体が上を向いて失速しないよう、舵を中立に戻します。フラップもすぐに収納。140mph あたりでスロットルを巡航出力に下げます。
無事に水平巡航姿勢にはいったところで、「ふぅ〜」と大きな吐息が出ました。無意識のうちに小さな画面にのめり込んで緊張していました。
このアプリはシューティング系のフライトゲームとは違い、本格的な「操舵」を楽しめます。
実機の操縦経験はないので Microsoft Flight Simulator との比較になりますが、機体の反応はなかなかリアルです。操舵感覚はよく雰囲気が出ていると思います (^_^)v
ラジコン機と違って機体の慣性質量が重く、大舵を打っても舵の効き始めはかなりトロいです。そのくせ、いざ機体が傾き始めたら素早く当て舵を打って動きを止めてやらないと、どんどん機体が傾いていきます。
安定した姿勢を維持するには大舵は禁物、小舵を丁寧に使うのがコツです。そんなところは MS Flight Simulator も同じで、おそらく実機もそのように動くのだろうと思います。
操縦に余裕が出てきたら、市街地上空を遊覧飛行してみます。
その気になれば、ビルの谷間をすり抜けてスリル満点の飛行にチャレンジもできます。
ループ曲技を行うにはエンジン出力が全然足りません。ロールなら高度を下げながらも、なんとか出来ちゃいます。でも実機でロールなんかやったら、荷物が機内を転げ回ってたいへんなことになるでしょうね。
リアルな3D映像の風景は、フライトの楽しさを盛り上げてくれ……ません。
行き交う車が一台もない道路、明かりが灯らない漆黒の高層ビル、人っ子ひとりいない街並み。
市街地を囲む風景は、溶岩で埋め尽くされたような荒涼とした大地。
空の輝くような美しさが、地上風景の生気のなさをいっそう引き立てます。(^_^;
ちなみにビューを切替えて、機体を任意の方向から、そしてコックピットからの視点でも見ることができます。
マップも表示できます。
ここに掲載した以外に、海沿いの景色もあります。
さて、空中散歩を終えたら空港へ戻ります。
いよいよクライマックスの着陸です。
滑走路へのアプローチです。
機体を滑走路に正対させるのは腕が問われます。
着陸時は速度を落とすので舵の効きが悪くなり、大きくバンクさせると姿勢の回復ができずにダッチロールに陥ります。シューティングゲーム感覚のラフな操舵では、滑走路に近づくこともままならないでしょう。
あせって大舵を打たずに、じんわりとした舵でゆっくりと機体の向きを変えるのがコツです。
速度を90mphくらいに落とし、フラップを下げて失速を防ぎます。
…が、フラップの効きはちょっと疑問。フラップを使わなくても、姿勢があまり変わらないような気がします。ま、フラップを下げないと雰囲気が出ませんから下げておきましょう。
ランディング直前。
スロットルを絞りつつ高度を詰めていきます。65mphまで速度を落とせれば、若干アップ舵を引いた姿勢でダッチダウンできるはずです。頭から突っ込まずに、ちゃんとメインギアから接地するのが腕の見せ所です。
機体はゆっくりと滑走路に近づき、滑らかに着陸しました。
接地の瞬間、キュッ!とタイヤが鳴れば感激ですが、そういう効果音は用意されていません。残念。
スロットルをアイドリングまで絞れば、機体が止まります。
実はここまで丁寧にコントロールをしなくとも、かなりいい加減な操縦でも着地できちゃいます。機体強度までシミュレーションしていないので、主脚がもげるような急降下突撃着陸でも降りることができます。
でも、それじゃあ面白くないでしょ。
できるだけ実機の操縦方法に従い、リアルな操舵感覚を堪能したいものです。それに、エレベーターだけでなくスロットルを使って着地姿勢をコントロールする感覚を覚えられたら、ラジコン機の着陸操縦にも役立つと思います。
iPhone でラジコン機の着陸の腕を磨きたいと思うなら、試す価値ありだと思います。
Have a good flight! (^_^)/
ヘリコプター始めました [フライトシミュレーター]
最近、ヘリコプター始めました。
とは言っても RealFlight G4(フライトシミュレーター)での話です。
我が家でも昨今の経済情勢を反映して新型機の導入もままなりませんが(笑)、フライトシミュレーターならばいつでも新型機を導入できます。で、新しい飛行機を試してはみるのですが、緊張感がないのでシミュレーターでの練習は早く飽きがきます。
で、気分転換にとヘリコプターに挑戦するのですが、こちらは上達どころか浮かべることすらできません。右に傾いたと思うと左に走り出し、前に進むかと思えば後ろに突進し、あちこちふらふらしているうちにローターを地面に叩き付けて木っ端みじんに自爆です。
初心者が操縦する飛行機を「狂ったハエ」と例えるなら、初心者が操縦するヘリコプターは「爆弾を抱えた酔っぱらい」でしょうか。
飛行機のシミュレーションでは2〜3日の練習で上空旋回ができるようになりましたが、ヘリコプターは何度挑戦しても自爆の連続で、1分も浮いていられません。これは異星人の乗り物だと思えてきて、しばらくヘリコプターの操縦はあきらめていました。
でもちょっとしたきっかけで、ホバリング飛行ができるようになったのです。
いつも飛行機を飛ばしているグランドで、ラジコンヘリの練習をしている方に会いました。その方もヘリコプターを始めたばかりだそうで、30cm ほど浮かせては降ろす練習を繰り返していました。右にふらふら左にふらふらと浮遊して、決して安心して見ていられるホバリングではありません。
機体の浮かせ方をそばで見ていると、どうも機体が右に傾いているように見えます。
機体の傾きを指摘すると、
「傾きはこれでいいんです。ヘリコプターは右に傾いた状態で安定するそうです。」
と教えてくれました。
愕然としました。 そんなこと全然、知りませんでした。
帰ってからフライトシミュレーターで試してみると、確かに右に傾けることで機体が流れにくくなります。機体を垂直に維持しようとすると、どんどん左に流されて収拾がつかなくなりますが、機体を右に傾けると流されずにその場にとどまろうとする力を感じます。
2日ほどみっちり練習した結果、ついにホバリングらしく浮いていられるようになったのです。
こんなこと誰にも教わらなかったら、多分、一生ヘリコプターを浮かべることなんで無理だったと思います。
今では飛行機の練習の合間に、ふらふらとヘリコプターを浮かべては気分転換をしています。グランドで出会った方に感謝です。
ちなみに Googleで「ヘリコプター 操縦法」って検索しても、こんなこと出てきません。興味深いページが山ほど出てくるので、仕事する時間の方が音を立てて飛んで行きますが(笑)
とは言っても RealFlight G4(フライトシミュレーター)での話です。
我が家でも昨今の経済情勢を反映して新型機の導入もままなりませんが(笑)、フライトシミュレーターならばいつでも新型機を導入できます。で、新しい飛行機を試してはみるのですが、緊張感がないのでシミュレーターでの練習は早く飽きがきます。
で、気分転換にとヘリコプターに挑戦するのですが、こちらは上達どころか浮かべることすらできません。右に傾いたと思うと左に走り出し、前に進むかと思えば後ろに突進し、あちこちふらふらしているうちにローターを地面に叩き付けて木っ端みじんに自爆です。
初心者が操縦する飛行機を「狂ったハエ」と例えるなら、初心者が操縦するヘリコプターは「爆弾を抱えた酔っぱらい」でしょうか。
飛行機のシミュレーションでは2〜3日の練習で上空旋回ができるようになりましたが、ヘリコプターは何度挑戦しても自爆の連続で、1分も浮いていられません。これは異星人の乗り物だと思えてきて、しばらくヘリコプターの操縦はあきらめていました。
でもちょっとしたきっかけで、ホバリング飛行ができるようになったのです。
いつも飛行機を飛ばしているグランドで、ラジコンヘリの練習をしている方に会いました。その方もヘリコプターを始めたばかりだそうで、30cm ほど浮かせては降ろす練習を繰り返していました。右にふらふら左にふらふらと浮遊して、決して安心して見ていられるホバリングではありません。
機体の浮かせ方をそばで見ていると、どうも機体が右に傾いているように見えます。
機体の傾きを指摘すると、
「傾きはこれでいいんです。ヘリコプターは右に傾いた状態で安定するそうです。」
と教えてくれました。
愕然としました。 そんなこと全然、知りませんでした。
帰ってからフライトシミュレーターで試してみると、確かに右に傾けることで機体が流れにくくなります。機体を垂直に維持しようとすると、どんどん左に流されて収拾がつかなくなりますが、機体を右に傾けると流されずにその場にとどまろうとする力を感じます。
2日ほどみっちり練習した結果、ついにホバリングらしく浮いていられるようになったのです。
こんなこと誰にも教わらなかったら、多分、一生ヘリコプターを浮かべることなんで無理だったと思います。
今では飛行機の練習の合間に、ふらふらとヘリコプターを浮かべては気分転換をしています。グランドで出会った方に感謝です。
ちなみに Googleで「ヘリコプター 操縦法」って検索しても、こんなこと出てきません。興味深いページが山ほど出てくるので、仕事する時間の方が音を立てて飛んで行きますが(笑)
フライトシミュレーターでの墜落 [フライトシミュレーター]
フライトシミュレーターの利点ばかり強調してきましたが、もちろん不都合な面もあります。
一例を挙げれば、「墜落の後」です。
フライトシミュレーターでは、どんなにひどい墜落をしてもボタンひとつですぐに機体がリセットされます。
それがフライトシミュレーターの利点です。しかしそれゆえ、現実に機体を墜落させるとどういうことが起きるかは、フライトシミュレーターではわかりません。
私が使っているフライトシミュレーターソフト RealFlight は、墜落シーンもよくできています。
(RealFlightでの墜落シーン。片翼が折れている。)
着陸で機体を地面にこすれば尾翼がもげます。スピードが出たまま地面に激突すれば機体は木っ端みじんになります。とても墜落シーンがよくできているので、現実の墜落も同じような結末になるのかと思うほどです。
しかし、実際の墜落は異なります。
例えば、RealFlight では飛行機を木に衝突させると、機体がバラバラになって落ちていきますが、現実は違います。
ラジコン飛行機はとても軽いので、木にぶつかるとそのまま木の枝にひっかかって落ちてこないのです。これは、実際にラジコン機を木に衝突させて思い知らされました。手の届かないほど高い木に飛行機を衝突させたなら、機体を回収するのは大騒ぎになるだろうと思います。
ずっとシミュレーションの世界で練習していると、墜落後の結果もなんとなくシミュレーターと同じようなものだと思いがちですが、実際は違います。フライトシミュレーターでは、墜落時に起きる事は学べないのです。
一例を挙げれば、「墜落の後」です。
フライトシミュレーターでは、どんなにひどい墜落をしてもボタンひとつですぐに機体がリセットされます。
それがフライトシミュレーターの利点です。しかしそれゆえ、現実に機体を墜落させるとどういうことが起きるかは、フライトシミュレーターではわかりません。
私が使っているフライトシミュレーターソフト RealFlight は、墜落シーンもよくできています。
(RealFlightでの墜落シーン。片翼が折れている。)
着陸で機体を地面にこすれば尾翼がもげます。スピードが出たまま地面に激突すれば機体は木っ端みじんになります。とても墜落シーンがよくできているので、現実の墜落も同じような結末になるのかと思うほどです。
しかし、実際の墜落は異なります。
例えば、RealFlight では飛行機を木に衝突させると、機体がバラバラになって落ちていきますが、現実は違います。
ラジコン飛行機はとても軽いので、木にぶつかるとそのまま木の枝にひっかかって落ちてこないのです。これは、実際にラジコン機を木に衝突させて思い知らされました。手の届かないほど高い木に飛行機を衝突させたなら、機体を回収するのは大騒ぎになるだろうと思います。
ずっとシミュレーションの世界で練習していると、墜落後の結果もなんとなくシミュレーターと同じようなものだと思いがちですが、実際は違います。フライトシミュレーターでは、墜落時に起きる事は学べないのです。
タグ:フライトシミュレーター
行方不明!? [フライトシミュレーター]
前回、「立木に衝突したダメージが、思いもよらぬ形で現れる」と書きましたが、今回はその話ではありません。
今回はロストしそうになった経験を書きます。
ロストとは、飛行機がコントロールできなくなりどこかへ飛んでいって行方不明になることです。
飛行場所は海が見える丘陵地帯。決してラジコン飛行に向いた場所とは言えませんが、広い海を背景に優雅に飛行機を飛ばす気分を味わいたいと思ってこの場所を選びました。
最初は初心者らしく、数週ほど旋回をしては着陸する練習をします。徐々に周囲の風景を見渡す余裕も出て、海を背景にして飛ばすという当初の目的を実行しようと思いました。
満充電のバッテリーに交換し、いざ離陸。丘の上から見下ろす海岸線に向かって、愛機 Savanna はビィ〜ンとモーター音を響かせて飛んでいきます。手近なところでゆっくりと周回飛行させたかったのですが、経験の浅い初心者のことです。思ったより速く感じるスピードに操縦がついていけず、けっこう遠くに飛んでしまいました。
そうこうしているうちに、随分と機体が遠くで旋回するようななりました。
これだけ遠くなると、機体が近づいているのか遠ざかっているのか機影からは判断できなくなります。
写真を撮ってくれている妻が「ずいぶん遠いわねぇ〜。大丈夫?」と心配します。
操縦している本人も「やばい、ロストするかも…」と一瞬、不安が脳裏をよぎります。
ここでいらぬ操作をすると本当にロストしてしまいます。落ち着いて、機体の進行方向を確認する手順をとります。
点のようになった機影ですが、左右に移動することは見て取れるので、ゆっくりと右方向の旋回操作を試します。点がゆっくり右に移動していくので、機体が向こう向きであることがわかります(遠ざかる方向)。そのまま右旋回を続けて点が移動する動き止まった時、機体がこちら向きに転回したタイミングです。ラダーを戻し、軽く逆にエルロンを打って直進姿勢に戻し、高度を維持します。
機影が点に見える状態のままなので、機体の姿勢は確認できません。操縦は「旋回のつもり」「直進に戻したつもり」で操作することになります。こんなときに急な操作は厳禁です。急旋回になると機体の進行方向がわからなくなり、旋回を止められずにぐるぐる回って墜落します。こんなケースは、フライトシミュレーターで何度も経験しています。
バッテリーを必要以上に消耗しないよう、スロットルを70%程度に抑えます。
機体が近づいてくるのを待ちますが、あまり速度が出ていないのか、なかなか機影が近づいてきません。
小さくラダーを打つと機影が逆方向に向かうので、機体がこちらを向いている事だけは確認できます。
機影はまだ砂粒のように小さく見えます。じっと待つ間、数秒の待ち時間が数分のように長く感じられます。バッテリーが切れるのではないかとだんだん心配になりますが、プロポの飛行タイマーの設定さえできていないため、バッテリーの残り時間もわかりません。
ただひたすら機体が近づいてくるのを待っていると、徐々に上半角がついた翼の形が見えてきました。近づいてくると急に機影が大きくなってきます。海からの追い風を受けていたせいか、意外に速度が出ていました。
ビィ〜ンとモーター音を響かせて、機体が戻ってきました。無事生還です。
フライトシミュレーターでの経験がなければ、機体をロストしていただろうと思います。
そのまま着陸コースにはいって高度を落とします。ロストからの生還で興奮していたせいか、それとも腕が悪いせいか、着陸寸前にコース脇のポールに衝突。バコッ!と大きな音を立てて機体がポールの根元に転がりました。
衝突に耐えて愛機は無傷でした。よかった、よかった。
今回はロストしそうになった経験を書きます。
ロストとは、飛行機がコントロールできなくなりどこかへ飛んでいって行方不明になることです。
飛行場所は海が見える丘陵地帯。決してラジコン飛行に向いた場所とは言えませんが、広い海を背景に優雅に飛行機を飛ばす気分を味わいたいと思ってこの場所を選びました。
最初は初心者らしく、数週ほど旋回をしては着陸する練習をします。徐々に周囲の風景を見渡す余裕も出て、海を背景にして飛ばすという当初の目的を実行しようと思いました。
満充電のバッテリーに交換し、いざ離陸。丘の上から見下ろす海岸線に向かって、愛機 Savanna はビィ〜ンとモーター音を響かせて飛んでいきます。手近なところでゆっくりと周回飛行させたかったのですが、経験の浅い初心者のことです。思ったより速く感じるスピードに操縦がついていけず、けっこう遠くに飛んでしまいました。
そうこうしているうちに、随分と機体が遠くで旋回するようななりました。
これだけ遠くなると、機体が近づいているのか遠ざかっているのか機影からは判断できなくなります。
写真を撮ってくれている妻が「ずいぶん遠いわねぇ〜。大丈夫?」と心配します。
操縦している本人も「やばい、ロストするかも…」と一瞬、不安が脳裏をよぎります。
ここでいらぬ操作をすると本当にロストしてしまいます。落ち着いて、機体の進行方向を確認する手順をとります。
点のようになった機影ですが、左右に移動することは見て取れるので、ゆっくりと右方向の旋回操作を試します。点がゆっくり右に移動していくので、機体が向こう向きであることがわかります(遠ざかる方向)。そのまま右旋回を続けて点が移動する動き止まった時、機体がこちら向きに転回したタイミングです。ラダーを戻し、軽く逆にエルロンを打って直進姿勢に戻し、高度を維持します。
機影が点に見える状態のままなので、機体の姿勢は確認できません。操縦は「旋回のつもり」「直進に戻したつもり」で操作することになります。こんなときに急な操作は厳禁です。急旋回になると機体の進行方向がわからなくなり、旋回を止められずにぐるぐる回って墜落します。こんなケースは、フライトシミュレーターで何度も経験しています。
バッテリーを必要以上に消耗しないよう、スロットルを70%程度に抑えます。
機体が近づいてくるのを待ちますが、あまり速度が出ていないのか、なかなか機影が近づいてきません。
小さくラダーを打つと機影が逆方向に向かうので、機体がこちらを向いている事だけは確認できます。
機影はまだ砂粒のように小さく見えます。じっと待つ間、数秒の待ち時間が数分のように長く感じられます。バッテリーが切れるのではないかとだんだん心配になりますが、プロポの飛行タイマーの設定さえできていないため、バッテリーの残り時間もわかりません。
ただひたすら機体が近づいてくるのを待っていると、徐々に上半角がついた翼の形が見えてきました。近づいてくると急に機影が大きくなってきます。海からの追い風を受けていたせいか、意外に速度が出ていました。
ビィ〜ンとモーター音を響かせて、機体が戻ってきました。無事生還です。
フライトシミュレーターでの経験がなければ、機体をロストしていただろうと思います。
そのまま着陸コースにはいって高度を落とします。ロストからの生還で興奮していたせいか、それとも腕が悪いせいか、着陸寸前にコース脇のポールに衝突。バコッ!と大きな音を立てて機体がポールの根元に転がりました。
衝突に耐えて愛機は無傷でした。よかった、よかった。
ラジコン初飛行の成果 [フライトシミュレーター]
初めての飛行は機体を障害物に衝突させて終わりましたが、機体にはなんの破損もありませんでした。
EPP 素材の頑丈さに救われました。
結果として、初日の飛行3回目にして、着陸まで成功しました。
初回:× 地上付近の案内板に衝突(着陸コースのミス)
2回目:× 立木に衝突(操縦ミスで機体を見失った)
3回目:○ 成功(クリーンな着陸)
4回目:△ やや失敗(着陸時に主翼を接地し、側転気味に着地)
5回目:○ 成功(とてもクリーンに着陸)
6回目:○ おおむね成功(オーバーラン気味に着陸)
この日6回飛行したうち、クリーンな成功は2回。3勝2敗1分け、といった感触です。
ラジコン飛行機を初めて飛ばした日にこの成果ですから、
フライトシミュレーターの練習成果は「抜群」だと思います。
初回・2回目こそ不様な墜落に終りましたが、3回目からは気を取り直してシミュレーターでの操縦を思い起こし、落ち着いて操舵するよう心がけました。ポイントは、抑え気味のスロットルコントロールです。
その結果、糸を引くような水平飛行こそできませんでしたが、ゆるやかな旋回で飛行場内をぐ〜るぐ〜ると周回させられるようになりました。意外に敏感な操舵感覚も徐々にコツをつかんで、広場内で8字飛行を繰り返す事ができるようになりました。
もしフライトシミュレーターで練習していなかったら、50回飛ばしても3回も成功しなかっただろうと思います。
飛行機が思いもしない方向に飛んでいってはパニックになり、すぐに墜落するという、とても危険な行為を無為に繰り返していたことでしょう。
機体の頑丈さにも救われました。
初回と2回目の飛行で衝突し、4回目の飛行で主翼を接地するといったハードな着陸にもかかわらず、ピアノ線の脚が多少曲がっただけでEPP製の機体には破損はありませんでした。曲がった脚を修復するだけで、すぐに再飛行にチャレンジできたのです。
(飛行前の機体確認。機種はSavanna)
2度の墜落と1回の接地がありましたが、無傷に見える機体です。
しかし立木に衝突したダメージが思いもよらぬ形で現れます。それは後日のことです…
EPP 素材の頑丈さに救われました。
結果として、初日の飛行3回目にして、着陸まで成功しました。
初回:× 地上付近の案内板に衝突(着陸コースのミス)
2回目:× 立木に衝突(操縦ミスで機体を見失った)
3回目:○ 成功(クリーンな着陸)
4回目:△ やや失敗(着陸時に主翼を接地し、側転気味に着地)
5回目:○ 成功(とてもクリーンに着陸)
6回目:○ おおむね成功(オーバーラン気味に着陸)
この日6回飛行したうち、クリーンな成功は2回。3勝2敗1分け、といった感触です。
ラジコン飛行機を初めて飛ばした日にこの成果ですから、
フライトシミュレーターの練習成果は「抜群」だと思います。
初回・2回目こそ不様な墜落に終りましたが、3回目からは気を取り直してシミュレーターでの操縦を思い起こし、落ち着いて操舵するよう心がけました。ポイントは、抑え気味のスロットルコントロールです。
その結果、糸を引くような水平飛行こそできませんでしたが、ゆるやかな旋回で飛行場内をぐ〜るぐ〜ると周回させられるようになりました。意外に敏感な操舵感覚も徐々にコツをつかんで、広場内で8字飛行を繰り返す事ができるようになりました。
もしフライトシミュレーターで練習していなかったら、50回飛ばしても3回も成功しなかっただろうと思います。
飛行機が思いもしない方向に飛んでいってはパニックになり、すぐに墜落するという、とても危険な行為を無為に繰り返していたことでしょう。
機体の頑丈さにも救われました。
初回と2回目の飛行で衝突し、4回目の飛行で主翼を接地するといったハードな着陸にもかかわらず、ピアノ線の脚が多少曲がっただけでEPP製の機体には破損はありませんでした。曲がった脚を修復するだけで、すぐに再飛行にチャレンジできたのです。
(飛行前の機体確認。機種はSavanna)
2度の墜落と1回の接地がありましたが、無傷に見える機体です。
しかし立木に衝突したダメージが思いもよらぬ形で現れます。それは後日のことです…
フライトシミュレーターの効果 [フライトシミュレーター]
前回、フライトシミュレーターでの入門をお勧めしました。
本当にフライトシミュレーターで練習すれば、実機(ラジコン飛行機)をうまく操縦できるようになるのでしょうか。
リトルベランカというラジコンショップのWebサイトに、ラジコンを飛ばしたことがない人にシミュレーターで飛行練習をさせて実際にうまく飛ばせるようになるか、というレポートが掲載されています。
「ラジコンを始めよう - 初飛行から失敗しないすごい練習法があります」
上記のレポートはラジコンショップが書いているので、絶対に誇張や脚色がないとも言い切れませんが、シミュレーター効果のほどがうかがえます。
実際にフライトシミュレーターの効果があったのかどうか、私の場合を紹介します。
まず RealFlight を買い、パソコンで1ヶ月以上飛行操作を練習しました。少なくとも500回以上は飛ばしています。
おかげでシミュレーター上ならば、離着陸は当然として宙返り、ロール、背面飛行やキューバン8など基本的なアクロバット飛行もこなせるようになりました。
また、かなりの強風でも思った通りの場所に着陸できるよう、横風の設定を強くして練習に励み、飛ばす機体も初心者向けの練習機だけではなく、操縦が難しいアクロバット機やスケール機なども数多く練習しました。
(RealFlight G4 の中で、お気に入りの一機)
もちろん、数えきれないほど墜落もしました。実機(ラジコン機)だったとしたら、お金が何百万円あったとしても足りなかったことでしょう。飽きるほど練習を繰り返し、フライトシミュレーターでの飛行に十分な自信がついた頃、実機(ラジコン飛行機)の初飛行にチャレンジすることにしました。
そして初飛行
離陸はあっけなく成功。あまりに簡単に離陸できたので、拍子抜けしたほどです。
しかし、飛行姿勢を安定させる事ができません。飛行場内で上手に旋回させる事ができず、場外にはみ出しそうになって急旋回。旋回からうまく戻せずに高度が低下。あわてて急上昇させて頭上で失速ぎみにターン。急降下して地面すれすれで急上昇。殺虫剤をかけられてもがき苦しむハエのような飛び方です。
う〜ん難しい、思うように飛ばせない。墜落させる前に地面に降ろそう…
これ以上の飛行をあきらめて、スロットルをスローまでゆるめたときです。ウソのように機体が安定し、なんとか水平状態を保てるようになったのです。
これならちゃんと着陸できる!
広場をゆるやかに旋回させ少しずつ高度を落とします。
あと少しで着陸ぅ …
という瞬間に、広場脇の案内板に激突。
バコッという鈍い音を立てて、機体が案内板の下に転がりました。
本当にフライトシミュレーターで練習すれば、実機(ラジコン飛行機)をうまく操縦できるようになるのでしょうか。
リトルベランカというラジコンショップのWebサイトに、ラジコンを飛ばしたことがない人にシミュレーターで飛行練習をさせて実際にうまく飛ばせるようになるか、というレポートが掲載されています。
「ラジコンを始めよう - 初飛行から失敗しないすごい練習法があります」
上記のレポートはラジコンショップが書いているので、絶対に誇張や脚色がないとも言い切れませんが、シミュレーター効果のほどがうかがえます。
実際にフライトシミュレーターの効果があったのかどうか、私の場合を紹介します。
まず RealFlight を買い、パソコンで1ヶ月以上飛行操作を練習しました。少なくとも500回以上は飛ばしています。
おかげでシミュレーター上ならば、離着陸は当然として宙返り、ロール、背面飛行やキューバン8など基本的なアクロバット飛行もこなせるようになりました。
また、かなりの強風でも思った通りの場所に着陸できるよう、横風の設定を強くして練習に励み、飛ばす機体も初心者向けの練習機だけではなく、操縦が難しいアクロバット機やスケール機なども数多く練習しました。
(RealFlight G4 の中で、お気に入りの一機)
もちろん、数えきれないほど墜落もしました。実機(ラジコン機)だったとしたら、お金が何百万円あったとしても足りなかったことでしょう。飽きるほど練習を繰り返し、フライトシミュレーターでの飛行に十分な自信がついた頃、実機(ラジコン飛行機)の初飛行にチャレンジすることにしました。
そして初飛行
離陸はあっけなく成功。あまりに簡単に離陸できたので、拍子抜けしたほどです。
しかし、飛行姿勢を安定させる事ができません。飛行場内で上手に旋回させる事ができず、場外にはみ出しそうになって急旋回。旋回からうまく戻せずに高度が低下。あわてて急上昇させて頭上で失速ぎみにターン。急降下して地面すれすれで急上昇。殺虫剤をかけられてもがき苦しむハエのような飛び方です。
う〜ん難しい、思うように飛ばせない。墜落させる前に地面に降ろそう…
これ以上の飛行をあきらめて、スロットルをスローまでゆるめたときです。ウソのように機体が安定し、なんとか水平状態を保てるようになったのです。
これならちゃんと着陸できる!
広場をゆるやかに旋回させ少しずつ高度を落とします。
あと少しで着陸ぅ …
という瞬間に、広場脇の案内板に激突。
バコッという鈍い音を立てて、機体が案内板の下に転がりました。
タグ:フライトシミュレーター