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ホビーというもの [雑感]

中学生の頃はUコン飛行機を飛ばしていた。だから模型飛行機歴は数十年、といったらただの見栄になる。
ラジコン飛行機はまったく飛ばした事がないから、バリバリの初心者だ。

社会人となって、はやうん十年。ちょっとした稼ぎが生活費+αの余裕を生んだ(ように思えた)とき、Amazonで見かけた3,000円弱の リモコンヘリコプター「ハニービー」 が、長年忘れていたはずの模型飛行機熱を再燃させた。

たった3,000円でへリコプターが飛ばせるなら、飛行機も2万〜3万円ほどで飛ばせるに違いない!

しかし、ラジコン飛行機が2万〜3万円で飛ばせるなんて、ただの思い込みに過ぎないことはすぐにわかった。
プロポ(ラジコン送信機のこと)だけでも2万〜3万円はする。飛行機一式をそろえるだけで10万円程度は必要だろう。それに、こういうものは初期費用だけで済まないものだ。

「ホビー」という呼び名は、後から後からお金がかかる趣味のことを指すと思うとよい。

Uコン飛行機のときもそうだった。パソコンやデジカメも後からどんどん費用がかかるのはみなさんもご存知の通りだろう。釣りなんてバカ・キチガイという差別用語がまかり通るほどお金がかかる。ラジコン飛行機だって同様だと思う。気がつくと数百万円かかっていた、なんてことは容易に想像がつく。

だが、「2万〜3万円で飛行機が飛ばせるかも」という思い込みから始まった妄想が、理性の壁を押し流すのにはもはや理由はいらなかった。

「飛ばせる」という想いだけでいい。
抜けるような青い空に、すーっと糸を引くように飛んでいく真っ白な飛行機が、想像の世界を飛んでいく。

初心者がいきなり高額な飛行機を購入しても、一瞬で空の藻くずになるのはわかっている。じっくり調べて、安くて長く使える入門キットを探し出したつもりだ。それでも「結構出費がかかるもんだねぇ」と思ったのは、練習機「Savanna」が完成間近になった頃である。

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