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Silky Wind 400S 製作1 (キット内容) [ラジコン飛行機の製作]

「シルキーウィンド 400S」を安く購入できたのはよいのですが、中〜上級者向けとあって組み立て段階から手強いキットです。加工が必要な箇所が多く見受けられる割りには説明書が簡素で、飛行機の製作経験が浅い人には組み立てが難しいと思われます。

難関その1:ラダー
FRP製、塗装済みのボディ。仕上げは上々です。
Silky Wind 400S ボディ
ラダーはボディと一体成形されており、このままではラダーは動きません。ラダー用のリンケージピアノ線とホーンはついているので、ラダーを動かしたければ尾翼をカットする必要があります。

「上級者向け」と言いつつラダー無しの仕様にはちょっと疑問を感じます。離陸滑走や着陸進入のコントロールを考えるとラダー無しではツライですし、ループやロールを奇麗に決めるためにもラダーは欲しいところです。

難関その2:モーター周辺
格好いいノーズです。
モーターマウントは加工済みで、サイドスラスト・ダウンスラストがついています。
Silky Wind 400S ノーズ
しかしスリムなデザインが災いして、モーター周りのスペースが激狭です。ハッチ開口部もなく、モーターを固定する作業は難儀すること必至です。

また、ボディには冷却穴が一切ありません。説明書には冷却については何も触れられていませんが、このまま飛ばすとモーターやアンプの熱がえらいことになる予感がします。

難関その3:主翼
主翼は組み立て済みです。接着剤が少し黄色く変色しているところが、在庫処分に至る年月を感じさせます。
Silky Wind 400S 主翼パーツ
ボディの主翼取り付け部にはダウエル穴が開いており、ウイングボルト固定ナットも取り付け済みです。これは助かります。

よろしくないのは主翼とボディとの噛み合わせで、取り付け部の形状がいまいち合いません。主翼後縁部がはみ出すので削らなくてはなりません。またエルロンホーンがボディと干渉して、エルロンの可動範囲がとれません。この程度の加工くらいは簡単ですが、なんだか設計の「粗」が見えているようで、あまり気持ちよくありません。

ま、年が明けたらじっくり楽しませていただくことにしましょう。
みなさま、よいお年を。

(製作その2へ)


タグ:SilkyWind
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ayasolo

あけましておめでとうございます!
お久しぶりです!
いい機体を購入されましたね。
ところでこの機体はスピードレーサーみたいな機体なので、
ラダーターンよりも高速で飛んで、思い切りバンクさせて一気にターンをするパイロン機の飛び方でデザインされているからでしょうね。
私も同メーカーが出されている、シューストリングというこれを少し小さくした飛行機(これもラダーはありません)と同メーカーのネメシスというエンジン50クラスのパイロン機を持っています。
かっ飛ばして思いっきりバンクさせターンを繰り返すのは胸が透きますよ!
でも確かにこれは腕の問題よりも求める飛行スタイルの限定される飛行機ですね。ちなみに美しいから大好きです。
by ayasolo (2010-01-05 15:10) 

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